投資で一番大切なのは良い相場を見つけることではなく、
「資産管理」です。
意外と書籍にも載っていないことで、
投資の基本などを見るとチャートで移動平均線について説明したり、
情報収集の方法を説明されていることが多いのが実態です。
しかし、これらのことは二の次でまずは「資産管理」を
意識することが大切です。
これは投資者が初心者であれば初心者であるほど、
意識しなければいけないことであり、買っているひとは
必ず意識しています。
では「資産管理」とは具体的にどういうことなのか?
私が言う「資産管理」とは分散投資のことではなく、
一回のトレードにかける損失の管理についてです。
勝っている人は一回のトレードでいくらの損失を許しているのか、
それは全資産(投資総額)の1%~3%と言われています。
1%で考えてみましょう。
全資産が100万円だとすると一回のトレードで取れるリスクの最大が
1万円となります。「たったそれだけ?」と思う人が多いと思いますが、
そこまで小さくしないといけないのです。
この考え方は「破産の確率」から来ているようです。
上記のサイトで大体把握できたでしょうか?
つまり、一回のトレードで許容している損失が大きければ大きいほど、
破産する確率が高くなります。
じゃあ100万円だったら1万円損失になるポイントに損切りラインを
おけばいいのか!と安易に考える人やその後が書かれていない書籍が
多いのが事実です。
その考えで投資してこう思う人が多いはず。
「投資したばっかりなのにもう損切りになってしまった」
「ずっと下がり続けているけど、まだ1万円損失していないから大丈夫だよね・・・」
リスク管理を単純に理解して実践すると必ずこうなりますが、
実際は相場に合わせた「ポジションサイジング」が大切になります。
という前置きをしつつ、今回はここまでとします。